退屈な夜空に星が流れると、その軌跡から溢れた液体がぼくらの街に降り注いだ。
(*'-') 冷たい!
( ´_`) あら、雨かな
(*'-') どうだろうね
どうだろうねもこうだろうねも空から降ってくるのなんて雨しかないじゃないと僕は言った。
彼女が僕の視野の狭さを嘆くのに僕はうんうん頷いて、こういう夜が続くといいねみたいなことを言った。
彼女は僕の浅はかさがあまり好きでなかったけど、その夜は何というかあまり悪くない雰囲気だった。
( ´_`) 好きよ
(*'-') あら、ありがとう
( ´_`) 女の子に好きって言うのは得意なんだ
(*'-') なんてやつだ
気分のよい夜なので、星がもう2、3個くらい流れてもいい。